慢性的に起こる片頭痛の他にも、緊張型頭痛と群発頭痛という2つのタイプがあります。
緊張型頭痛は、心身のストレスや首や肩のこりが原因で起こります。群発頭痛は、ある期間に集中して頭痛が起こります。
「片頭痛の特徴に当てはまらない」という人は、緊張型頭痛と群発頭痛のどちらかを発症している可能性があります。
自分自身がどちらにあてはまるかチェックしてみましょう。
●適度な運動を心がけて!
「ヘルメットをかぶってるみたいに重い」とズッシリとした重みを感じたら、緊張型頭痛かもしれません。
また何かで締めつけられているような痛みがあるのも特徴的で、酷い人は頭痛が1週間ほど続きます。
身体や頭を動かして痛みが酷くなることはありませんが、肩や首の強いこりを感じることもあります。
頭痛を誘発するきっかけは、身体的ストレスと精神的ストレスが積み重なり緊張型頭痛を引き起こします。
過度な不安や緊張を身体が感じ取り筋肉が緊張するのが原因でもあるため、適度に運動をして心と身体をリフレッシュさせることが大切です。
●アルコールが原因となる群発頭痛
群発頭痛は、主に20~40代の男性が発症しやすいと言われています。女性の3倍の発症率と言われていますが、残念ながら理由はまだ解明されていません。
群発頭痛は数ヵ月から数年に一度、数週間から数ヵ月のほぼ毎日と発現する期間には個人差があります。
一概に「2月~6月!」と月が決まっているわけではないのです。
片頭痛や緊張型頭痛よりも強い痛みを伴う頭痛で、我慢できない人だと痛みを和らげるために頭を壁に打ちつける人もいます。
痛くなるのは必ず片側だけで、左右どちらかの鼻が詰まったり目が充血したりします。
群発期間中に飲酒をすると、百発百中で頭痛を引き起こすことが判明しています。
アルコールを飲んだ後に、二日酔いとは別で激痛を感じている人は飲酒を控えましょう。群発期間が終われば、飲酒をしても問題はありません。